Joint Strike Fighterに学ぶ
ある本を読んで、今更ながらにJoint Strike Fighterというプロジェクトの存在を知った。これまで、Navy、Air Force、Marinesは、それぞれ仕様の異なる航空機の調達を行っていたために、コストがかさみ、維持できなくなるという可能性があり、共通化することが出来ないかとの試みで生まれたものらしい。
結果的に、これまでよりも圧倒的に低いコストで、要求以上のものを手に入れることが出来たと書いてあった。
調達を制したのはLockheed Martinだそうだ。X-35と呼ばれる機体で、アメリカ軍の正式名称は、F-35となったそうで、派生形では、垂直離発着するモデルも製造されるらしい。
今頃書いているけど、Lockheed Martinが選定されたのは4年も前のこと。
戦争を推進しているわけでは決して無いが、このように一見まったく異なる要求を持っているセグメントに対して、それぞれに対して最適化するのではなく、あえて共通事項を探し出すというアプローチに斬新さを感じた。
市場のセグメンテーションなどしてはならぬ、と言うようなことが本には書いてあった。