トップガン墜落

何が悪いのか、作った紙飛行機思うように飛びません。紙が悪いと言うよりは、微妙な調整がうまくいっていないみたい。かなり高度な知識を要求されるような気がしてきた。作ったトムキャット(F-14)の説明書をみると、


仕上げ         
主翼は、上に凸の弓状の丸み(キャンパー)を少しつけ、左右でねじれ方に差がないか確かめる。
屋外で飛ばす場合は、機体の耐水性を増すために、全体に薄くラッカーで塗装してください。透明のスプレーラッカーが薄く均一に塗れるので良いようです。軍用機の雰囲気を出すには、グレーのカラーケント紙を使うか、ブルーグレーに塗装します。薄く塗装したときにベストの重心位置になります。

操縦
この機体は、比較的大きな水平尾翼が、機体の中心線より離れて位置するため水平尾翼の左右の差動により旋回が可能です。(実物のトムキャットもそのようにして操縦していたと思います。)主翼垂直尾翼がねじれていないのに左右に旋回してしまうときは、水平尾翼の角度に左右差が無いか確認してください。たとえば左に旋回させたいときは、左の水平尾翼の後端を少し上にねじります。

水平尾翼の差動操作による旋回が有効なもう一つの航空力学的理由
この機体は実機に近い側面形をしているためヨー安定(風見安定)が少なめです。実機より垂直尾翼をやや大きくしてはありますが、実機では丸い胴体が紙飛行機では平面であるため胴体前部が翼の働きをして負のヨー安定効果をもつためです。そのため、たとえば左旋回させようとして、右主翼の後縁を下げる(エルロンを下げる)操作を加えると、右の揚力が増して機体を左にロールさせようとする力が働くと同時に右の抗力も増加して、右主翼を後ろに引っ張る力も生じ、機首は右を向こうとして、上反角効果により左右の揚力はほぼ同じになり、結局機体はあまりロールせず、少し右斜めを向いたままほぼ直進することになります。
(このゼロ・ヨー・バランス・ポイントを利用して直進性の良い機体を設計することが可能ですが、(このことは、私が1971年頃に発見しました。)詳しくは後日お話したいと思います。)一方、水平尾翼には、この機体の場合、飛行中やや負の揚力(押し下げる力)がかかっています。そのため左に旋回させようと、左水平尾翼後端を上げると、負の揚力、抗力ともに増加し、機体を左にロールさせ、かつ機体左側を後ろに引っ張る、つまり機首を左に向かせる力も加わり、スムーズに左旋回するようになります。


なんて書いてある。「ゼロ・ヨー・バランス・ポイント」ってなんですか?

ゴムを使って、びゅ〜んと飛ばしたいのだけど、まだまだ修行が足りないようだ。