Nikon D80について

昨日ついに購入した訳ですが、その理由や、一日使ってみた感想などをツラツラと歴史の一ページに残してみましょう。

  • なぜ昨日?

同僚の行きつけのカメラショップで、「Sales Tax Free」な41周年キャンペーンをやっていたので、買ってしまった。フィルムのEOSとレンズを売却しようとしたのだが、本体は痛んでいて買ってもらえず。レンズだけ50ドルとなった。まあ使っていないので良いことにする。

  • で、何を買ったのか?

Nikon D80のレンズキットである。ボディーと欲しいレンズを買おうと思っていたのだが、レンズが売り切れ(後述)さらに、ボディーの値段と、レンズきっとの値段が同じ$799.99だったので、レンズをただでもらった感じになった。新しくレンズを買った際に、いらないと思えば売れば良い。きっと二束三文だろうけど。後述するが、この付属レンズ、安いものだがなかなか良い。気に入ったのだ。

前のネタでも書いたが、D80は末期モデルである。D90が来週出るかもしれない。確かにそれはリスクであるが、まあ電化製品はそういうものなので、末期製品は安定性と廉価なところがメリットということにした。他の候補は、D40D200D300であったのだが、いろいろと理由があって、D80になった。どちらかというと消去法である。あまりよろしくない選択方法だが、選択肢が多すぎたので仕方が無い。

理由1)D300はやっぱりでかくて重い。体鍛えないとこんな重いの振り回せない(と思った)。D200は同じ重さなので理由は同じ。D40だと、グリップが小さすぎる。軽いのは良いけど持ちにくい。D80が本当にちょうどいいのだ。

理由2)ファインダーである。見やすくないといけない。いざとなればマニュアルフォーカスができるくらいの見やすさが欲しかった。ここで、D40はアウトである。明るさは悪くないけど狭い(小さいというほうが正しいか)。

理由3)液晶の表示窓が欲しい。右肩に液晶の表示窓があって、露出やシャッタースピード、AFの設定や、ISO、残撮影枚数などなど、背面じゃなくて、右肩に移してほしい。背面でも良いんだけど、明るい外にいるとあまりよく見えない。D40はアウトになる。

理由4)あまり高いのは困る。で、D300はアウトである。高すぎるのだ。


と、いろいろと理由を書いたが、D40はとても良い。安い、小さい、とてもきれいに写る。お金があったら、D300D40を買うな。D40を買ってから、その後、D300の購入を検討することを考えたのだが、ちょっと無駄遣いし過ぎである。

なかなか手にしっくりとくる。AFは、よほど暗いところや、のっぺりしたところでない限り比較的高速に合焦する。感覚的には、CANONよりちょっと遅い感じ。レンズキットは、18-55mmのVRじゃないやつだ。35mm換算だと、27-82.5mm相当になる。やや広角よりの、短めズームレンズである。これはとても軽い。205gしかないのだ。このレンズは、ズームレンズのくせに28cmまで寄れるので、マクロっぽい撮影が可能である。28cmというのはレンズの先からじゃなくて、(たぶん)CCDからの距離なので、レンズ先からみると10cmちょっとまで近づけるのだ。無料レンズと侮っていたが、なかなかの代物だと感心した。

このくらい寄れる。
とけい


明暗差の激しい風景を撮影する、例えば建物と空を同時に写したりするようなケースでは、標準設定では「かなり」の確率で白飛びする。白飛びと言うのは、RGBのすべてがMAXになってしまっている領域ができてしまうことで、こうなると階調も色もへったくれも無い。のっぺり白になる。そもそもデータが飛んじゃってるので、補正もかけられない。よくわからないのだが、D80は露光がオーバーになりがちな作りになっているのかもしれない。ほかのデジタル一眼を持っていないので比較はできないけれど。3段から5段くらい露出をマイナスにシフトすると、(あたりまえだけど)白飛びが減る。しかし、こうすると、暗いところが暗くなりすぎるので、画像ソフトで修正をかけなければならない。D80には、D-ライティングという機能がついていて、撮影した後にカメラで修正をかけることも可能である。iPhotoで修正するよりは、カメラでやった方がきれいになった気がした。Photoshopでも持っていれば違うのだろうけど、パソコンが鬼のように速くないとイライラするからね。

どうやら、D300だと、アクティブD-ライティングという機能がついていて、もう少し気の利いたことができるみたいだ。これは悔しいのだ。きっと、D80の好景気には搭載されるに違いない。予告しよう、私は激しく悔しがるだろう。きっともっと複雑なことをやっているのだろうが、アクティブD-ライティングをONにすると、(たぶん)アンダー目で撮影して、暗いところに補正をかける、というようなことを自動でやるのではないかと思われる。面倒くさくなくて、きれいにとれるから良いような気がする。(が、常にONにして大丈夫な機能じゃない限り、あまり面倒さは変わらないかもしれない)

Rawでも撮影してみたのだが、iPhotoしかないので、あまり対したことはできない。逆に驚いたのは、iPhotoでは、RawなのかJpegなのかをあまり意識する必要が無い。というより、全く同じように表示される。


いずれにしても修行が必要である。これからパチパチ撮りまくるぞ。