今日が人生最後の日だったら?

今日は13日の金曜日。関係ないけど、例によって、会社にはタダのビールとポップコーン、勝手に飲み食いする日。同僚と馬鹿話をしている最中に、よくあるネタで

今日が人生最後の日だったらどうする?

という話になった。まあ、これはメタファーであって、「今自分のやってることを良く考えて、今日が人生最後の日だった場合に同じことをやってるのか?」という自分に厳しい質問にとって変えているということである。だらだらと時間を過ごしていないか?きちんと目標を持って生きているか?ということなのだろう。

私は、時間の使い方も上手じゃないし、これといって人生の目標やら、死ぬまでにやりたいことなんかもあまり考えないので、そんなこと言われても困るのである。

しばらく考えた後の結論。

  • 今日が人生最後の日だと分かった瞬間に、私はおそらくパニックに陥る。ものすごく焦る。
  • 誰かに電話したいと思いながらも、きっと誰にも電話できない。この間、完全に自制心を失う。暴れる可能性あり。
  • おそらく数時間後に、少しだけ平静になることができる。きっと、何かを破壊した後に。
  • その後は、きっと一人になれる場所を探してそこに行く。今のところにすんでいたら、海まで行くかな。
  • 何かを残したいという気持ちになり、おそらく手紙を書くかなにかを録音する。でも、何を書いたら良いのか、何を話したら良いのか分からず、しどろもどろなものが完成する、あるいは残すことを半ばあきらめる。
  • 後は静かに過ごす


などと、まじめに答えていたが、どうもそれは「期待されている答え」と大きく異なったらしい。期待していたのは、中国系カナダ人とインド系インド人。期待されている答えは、「ドコゾコに行って、なんか食べる」、「飛行機に飛び乗って、アマゾンを見に行く」と言ったようなものだったらしい。「今日までの命と分かって、仕事する奴なんかいないだろ?」と言いたかったらしい。もちろん私も仕事などしない。


中国系カナダ人はその後、

わかったよ、じゃあ今日が最後じゃなくて、1年あるとしたら?

と聞いてきた。それは難問だ。強いて言えば、エジプトに行ってピラミッドがみたいかな。いや、可能なら宇宙から地球をみてみたい。うん、それだ。で、何となくその場は落ち着いた。

奴は、グレートバリアリーフに行きたいらしい。ふーん、という感じである。モルジブには行ってみたいかな。


今日が人生最後の日であっても、後悔しないように生きる。そんなことしていたら、ものすごく寿命が縮まると思う。しかし、少しは目標や、「これはやっておきたい」というようなものを持っておいた方が良いのだろうと共感した。

そんな、いつもとちょっと違う金曜日だった。