S師匠

私には、「S」という名前の師匠がいる。上司というわけではない。心の師匠というところか。そして、「S」師匠は、私が師匠だと思っているということを知らない。(と思う)何故私が師匠だと仰いでいるのか、それは、この場でおいおい紐解いていきたいと思う。

師匠は、とても飯を食うのが遅い。私の10倍くらい遅い。私が5分で食べ終わるのを、文字通り50分かかる。

一度一緒に出張して、ホテルのビュッフェで朝ごはん食べたときなんて、その遅さに驚愕したものだった。

つい昨日も、会社のカフェテリアで師匠と昼食をともにしたのだけれど、なかなかパワーアップしていた。

私5分。師匠30分。10倍が6倍まで縮んだ。

ただ、だからといって師匠呼ばわりしているわけではない。

「S」師匠は、明日いない。何故いないのかは、また別の機会に紹介するとしよう。誰も興味なさそうだけど。