青い海を泳ぐ
遅ればせながら、Blue Ocean Strategyなるものを読んでみた。と言っても本(引用:原書とその日本語訳があるみたい)ではなく、Harvard Business Onlineで買った(6ドル)PDFバージョンの短いやつ。Harvard Business Reviewに掲載された論文のようです。なかなか興味深い。
Blue Ocean Strategy: How To Create Uncontested Market Space And Make The Competition Irrelevant
- 作者: W. Chan Kim,Renée A. Mauborgne
- 出版社/メーカー: Harvard Business Review Press
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
青い海を泳ぐ人は、ValueとCostのTrade Offから脱却できるそうだ。つまり、価格が安いからと言って、価値の低さを正当化するようなモデルから、その共存を実現するモデルへ進化できるらしい。著者は過去100年を振り返り、どういう企業が青い海を泳いできたのか、そして利益を上げ成功してきたのかを分析したそうだ。
古くは、T型フォードによる乗用車の革新。DellのBuild-to-Order、NTTドコモのi-Modeなどが当てはまるとある。
青い海の存在を知らなかったり、たどり着けなかったりすると、赤い海で泳ぐ羽目になって溺れるそうである。確かにそういう企業は多い気がする。
競合と争い消耗するのが赤い海。競合のいない(あるいは極端に少ない)市場を創造し、それを拡張しながら成長するのが青い海。
本を買ってみるかな。