青い海を泳ぐ

遅ればせながら、Blue Ocean Strategyなるものを読んでみた。と言っても本(引用:原書とその日本語訳があるみたい)ではなく、Harvard Business Onlineで買った(6ドル)PDFバージョンの短いやつ。Harvard Business Reviewに掲載された論文のようです。なかなか興味深い。

Blue Ocean Strategy: How To Create Uncontested Market Space And Make The Competition Irrelevant

Blue Ocean Strategy: How To Create Uncontested Market Space And Make The Competition Irrelevant

青い海を泳ぐ人は、ValueとCostのTrade Offから脱却できるそうだ。つまり、価格が安いからと言って、価値の低さを正当化するようなモデルから、その共存を実現するモデルへ進化できるらしい。著者は過去100年を振り返り、どういう企業が青い海を泳いできたのか、そして利益を上げ成功してきたのかを分析したそうだ。

古くは、T型フォードによる乗用車の革新。DellのBuild-to-Order、NTTドコモi-Modeなどが当てはまるとある。

青い海の存在を知らなかったり、たどり着けなかったりすると、赤い海で泳ぐ羽目になって溺れるそうである。確かにそういう企業は多い気がする。

競合と争い消耗するのが赤い海。競合のいない(あるいは極端に少ない)市場を創造し、それを拡張しながら成長するのが青い海。

本を買ってみるかな。